「どうして株価が上がるのか分からない」という人も多いのではないでしょうか?
株価が変動する理由が分からないまま株式投資をやってしまうと、お金がどんどん減っていきかねません。
実際、僕は何も分からないまま株式投資を始めたので何度も痛い思いをしました。
この記事では、「どうして株価が上がるのか」について解説します。
「株式投資で稼ぎたい!」という人は参考にしてくださいね。
株価はどうやって決まる?
株価は買いたい人(需要)と売りたい人(供給)のバランスで決まります。
たとえば、A社の株を10人が買いたいと思っても、A社の株を売りたい人が5人なら株価は上がります。
反対に、A社の株を10人が売りたいと思っても、A社の株を買いたい人が5人なら株価は下がるというわけですね。
株価が変動する2つの大きな要因
株価が変動する要因には大きく分けて下記の2つあります。
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- 会社自体:業績、人気、事件など
- 株式市場全体:金利、外国為替、政治、天候、国際情勢など
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基本的に株価は、その会社の業績や人気、期待などに連動して上がる仕組みです。
しかし、そうでない動きをすることが多々あります。
株式市場全体が「もっと上がる」という幻想に包まれて、「バブル」が生じることもありますし、リーマンショックやコロナショックのような異常事態が起き、大暴落が起きることも。
金利や為替、政治なども株価には絡み合っています。
業績
株価を決める1番の要因は、その会社の売上や利益を表す「業績」です。
赤字が続いて配当金も出せないような会社は倒産の可能性もありますし、株を買いたくないですよね。
反対に、売上や利益が増えれば、増配も期待され、株価も上がってきます。
そのため、新商品がヒットしたりブームになったりすると、その会社に注目が集まり、株価が上がるというわけです。
人気や期待
株価は人気によっても変動します。
昔から「株式投資は美人投票だ。」との名言もあるほどです。
多くの人が良い会社だと思わなければ株価は上がらないというわけです。
また、将来への期待も株価には反映されます。
株価は将来の期待を見込んで形成されるので、もっと業績が伸びそうだと思われている会社は、その分また株価が上がるのです。
金利
金利も株価に大きな影響を与えます。
金利とは、預金や借金に対する利息の割合のことです。
「金利と株価はシーソーのような関係にある」とよく言われます。
金利が下がると株価は上がり、金利が上がると株価は下がる傾向があるからです。
たとえば、
- 金利が下がる
- お金が借りやすくなる
- 事業が拡大できる
- 売上や利益が増える
- 株価が上がる
という流れになります。
反対に金利が上がると逆のことが起こり、株価が下がるというわけですね。
金利の水準はその時の経済や国の政策によって調整されているので、会社に責任はありません。
外国為替
円やドルを交換する時の値段を決める外国為替相場も株価に関わってきます。
外国の通貨に対して、円の価値が高くなることを円高、円の価値が低くなることを円安といいます。
たとえば、今まで1ドル100円だったのが、1ドル80円(円高)になると、1台1万ドルで車を輸出していた会社の収入は、1台100万円で売れていたのに、1台80万円となり、20万円も儲けが少なくなります。
だからといって、価格自体を上げれば車が売れなくなるという悪循環に陥り、結果的に株価が下がってしまうのです。
一方、1ドル120円(円安)になると、1台120万円で売れるので、20万円も儲けが多くなります。
そのため業績が良くなり、株価は上がるのです。
逆に輸入がメインの会社は、円高になると海外から安く製品や原料を輸入できるため、株価があがりますし、円安になれば株価は下がります。
しかし、どちらにしろ急激な為替の変動は、経済を混乱させるため、株価を下げる要因となります。
政治
国会議員選挙の投票結果や、予算案の作成、経済政策に関する首相や財務大臣等の発言なども株式市場に関わってきます。
これは増税や減税、公共施設の建造など、景気に影響を与える多くのことが政府によって決まるからです。
国際情勢
リーマンショックやコロナショック、戦争など歴史的な株価の急落のほとんどに国際情勢が影響しています。
最近では、外国人投資家の動きも日本の株式市場に大きな影響を与えているようです。
自然災害と天候
地震で大きな災害が起こると、被害にあった会社の業績は悪くなりますし、また猛暑が続けばアイスクリームや冷たいドリンク、エアコンなどの製造メーカーの株価は上がりやすくなります。
まとめ
今回は「どうして株価が上がるのか」について解説しました。
先述したように様々な要因で株価は変動します。
投資家の人たちがたくさんのニュースから情報を得ているのは、こういう背景があったわけです。
株式投資を始めたい、株式投資で稼ぎたい、という人は「経済」や「社会」の動きに少し敏感になるといいかもしれませんね。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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